中標津中学校で職業講話を行いました

 2/7に、中標津中学校の2年生の生徒さん約100名に、職業講話として介護の仕事の魅力についてお話させていただく機会をいただきました。介護業界は慢性的な人手不足ですが、その要因に介護のイメージが良くないという面があるのは間違いないと思います。実際には、世の中一般的に思われている「きつい、汚い、低賃金」というイメージは過剰な面がかなりあると思いますので、このような機会をいただくのは大変ありがたい事です。

 僕自身は高校時代の進路について考える時期に母から介護の仕事を勧められたのですが、当時はF1レーサーかヘビメタの人になって聖飢魔Ⅱというバンドに加入したいと考えており、敬老精神も皆無だったため、「人の下の世話なんて冗談じゃない!!」と言って卒業と同時に家を出て、愛知県でレースに出場したりバンドのオーディションを受けたりしました。残念ながら運転もギターも下手だっただためその道からは落ちこぼれ、その後介護の仕事をするようになって、これが意外に自分に向いているとわかり(思い込んでいるだけかも)、今では若いころは想像もしていなかった経営者の立場になりました ~ といった話を交えながら、介護の仕事をして良かったことや学んだことについて話させていただきました。学生時代に勉強をあまりしてこなかった僕が、いったい何を伝えられるんだろうと不安もありましたが、生徒さんたちが真剣に聞いてくれて、ほんとうにありがたかったです。

 次の日には生徒さん全員からのお礼や感想が届き、それらには看護師や理学療法士を目指しているといった子や、介護って大切なんだなと言った感想を書いてくれた子がいて、とても嬉しく思いました。今介護の仕事を目指さなくても良いのです。人生は何が起きるかわかりません。そして「老害」という言葉が普通に使われてしまうようになった世の中でも、優しい気持ちを持っていてくれていたら、きっと年をとっても悪くない世の中になるんだろうと、老害化してきている僕は思うのです。