言語聴覚士の阿部弘美さんが来てくれました

僕はよく咽ます。まだ51歳ですが(気持ちは10代)、何か飲むと、少なくとも5回に1回は咽ます。

人は加齢や病気などで咽る事が多くなり、誤嚥性肺炎に至る事も少なくありません。萩の里の入居者さんにも、飲み込む機能が落ちている方が何人かいらして、食事や水分にトロミをつけるなどしていますが、この方法が本当に適しているのか不安があり、悩みでした。

そこで、病院勤務時代に一緒に働いていた、言語聴覚士の阿部弘美さんに、定期的に我々介護職員に指導して欲しいとお願いしたところ快諾いただき、今回が第1回目でした。

やっぱり専門家は違います。僕たちが嚥下の問題と思っていた事が、嚥下より別の問題だと分かり、食べる姿勢や介助方法、使用器具までアドバイスをもらって、実際改善につながりました。これで悩みが1つ無くなりました!!阿部さんありがとうございます!!

この阿部弘美さん、今は札幌に住んでいますが、中標津出身です。25年位前にグループホームという存在を僕に教えてくれたのは阿部さんで、

「五十嵐さん、グループホームって知ってる? 私いつかグループホームを経営しようと思うから働かない?」

と言ってくれました。しかし、阿部さん本人はその事を覚えてはいませんでした。多分僕を見て、

「こいつなら文句を言わず黙って働きそうだな。しめしめ 安い給料で働かせよう!」と思って誘ったのかもしれません。※注)阿部さんはそんな人ではありません

僕が咽やすいと話したところ、オカリナの練習を勧められました。オカリナでも笛でも良いそうですが、咥えて吹く事が嚥下機能の低下予防につながるそうですので、やってみようと思います。

もしオカリナ演奏が上手くなり過ぎて、世界中公演してまわる事になったらどうしよう。そんなに長く萩の里を離れるわけにはいきません。また悩みが1つ増えてしまいました。